ホテルで働きたい人へ|タイプ別・自分に合うホテルの選び方【経験者が解説】

青空に映える爽やかなホテルのロゴ ホテル

「ホテルで働いてみたいけど、どんなホテルが自分に合うかわからない……」

ホテルとひとことで言っても、タイプによって職場の雰囲気も、求められるスキルも、一緒に働く人たちも、がらりと変わります。
カジュアルなビジネスホテルから高級リゾートまで、選択肢は思っている以上に幅広いです。

私はこれまで特徴の異なる5つのホテルで働いてきました。
実際に現場に立ってみてわかった各タイプの魅力と、「こんな人に向いている」というポイントをまとめます。

ホテルの仕事に興味はあるけれど迷っている方の、参考になれば嬉しいです。

私が働いた5つのホテル

  • 都内のビジネスホテル
  • 個性派ライフスタイルホテル
  • 温泉観光地の老舗ホテル
  • 標高2,000mの高原リゾートホテル
  • 京都のラグジュアリーホテル

担当していたのは、フロントやベルなどお客様と直接関わる職種です。
ここで紹介する内容も、その現場経験をもとにしています。

1. 都内のビジネスホテルで働く魅力

ホテルの仕事の”基礎”が身につく

私がフロントスタッフとして初めて働いたのが、ビジネスホテルです。
今振り返ると、スタート地点として正解だったと感じています。

ビジネスホテルではスピードと効率が求められるため、手際よく動くための「ワザ」が自然と鍛えられます。

システム操作からホテルマンとしての接客マナーまで、ここで学んだ基礎は以降のすべての職場で活かされました。

時給が高め

都内で日勤の仕事を探していた当時、ホテルのフロントは時給の高いお仕事でした。

稼働率が高いビジネスホテルは夜間も利用者が多く、夜勤スタッフはさらに高時給になることも。
集中して稼ぎたいという方に夜勤は魅力的な選択肢です。

スタッフの多様さが刺激になる

さすが東京という感じで、スタッフの年齢・性別・国籍・バックグラウンドが本当に幅広い。

子育て中の主婦さん、ワーホリ中の留学生、夢を追いながらダブルワークをしている人など……。
「人生色々でいいんだ」と私もオープンな気持ちで仕事に臨めていました。

多様な人たちと一緒に働きバックグラウンドを越えて繋がる環境では、毎日新鮮な刺激がありました。

こんな人に向いている

2. 個性派ライフスタイルホテルで働く魅力

おしゃれな空間で働ける

ホテルのコンセプトに合わせてデザインされたこだわりの空間が特徴的です。
アートやカルチャーとの親和性が高く、独自の世界観を活かしたイベントの開催もあります。

洗練された遊び心のある環境で働けるのは、それだけで気分が上がります。

服装・接客スタイルが自由

制服の自由度が高く、ジャケット以外は私服のカットソーやスニーカーでOKというラフなスタイルでした。

接客も形式ばらず、スタッフ一人ひとりの個性が尊重され「その人ならでは」のアプローチが好まれます。
そのためお客様との距離も近く、フレンドリーな関係を築くことができます。

企画を一緒に楽しめる


「一期一会の体験」をコンセプトに、ホテルオリジナルのイベントを開催していました。
ハロウィーンの撮影会やお正月の福笑いなど、季節を感じてお客様と一緒に楽しめるイベントをスタッフ自らがアイデアを持ち寄り企画します。

また、新進気鋭のアーティストや地域ブランドとのコラボも実施。
地域のコミュニティーやサブカルチャーを積極的に取り入れる姿勢は、他のホテルにはないカラーです。

対応力・応用力が磨かれる

型にはまらない独創的なホテルには、感度の高いお客様が多く集まります。トレンドをリードする海外インフルエンサーもよく来られました。

「刺激的でユニークな体験がしたい」という多種多様なリクエストが多いため、よりパーソナルなサービスの工夫が求められます。
マニュアルを超えた、柔軟に考えて動く力が身につきます。

それは、トラブル発生時も同様です。
たとえば、財布をなくした海外のお客様のケース。心当たりのあるラーメン屋を一緒に探し、見つからなければ交番で遺失物届の作成や通訳をサポートするなど最後まで寄り添いました。

大変ですが、こうした経験の積み重ねにより、イレギュラーな状況でも臨機応変に対処できる力とマインドが鍛えられたと実感しています。

こんな人に向いている

3. 老舗温泉ホテルで働く魅力

温泉地にある老舗ホテルでは、リゾートバイトという形態で働きました。
詳しい体験談は下の記事で紹介しています。
↓ ↓ ↓

ここでは寮費・光熱費無料の住み込みだったので、短期間でまとめて稼げたことがなにより大きなポイントです。

その他によかったと感じたこと:

  • 天然温泉に無料で入れて、仕事後の疲れからリフレッシュできる
  • スタッフの人柄が素朴で、職場の雰囲気がットホーム
  • 都会の喧騒を離れ、大自然のなかで穏やかな生活を送れる
  • 幅広い世代や国際色豊かなスタッフとの交流がある

こんな人に向いている

4. 高原リゾートホテルで働く魅力

大自然を間近で感じられる

なんといっても、季節ごとに違った表情を見せる大自然を楽しみながら働けるのが最大の魅力です。

私が勤務していた秋から冬にかけては、標高2,000mのホテル周辺は一面の銀世界。
出勤のたびに、朝日を受けてきらめく樹氷や神秘的な雲海を見られて、本当に幻想的なひとときでした。
目が覚めきらない早朝の仕事でも、この景色のおかげで気持ちをクリアにして一日のスタートを切ることができました。

休憩中にスタッフ同士でソリ滑りをして遊んだのも、この環境ならではの楽しい思い出です。

冬以外にも、色鮮やかな高山植物や満天の星空など、一年を通して四季折々の景色を楽しめます。

素朴で温かい人たち

不便な場所でも、その土地に魅力を感じて住み込みで働くスタッフ、極寒のなかでも貴重な樹氷や雲海を撮るために、カメラを手にはるばる訪れるお客様。

大自然に惹かれる人たちには、穏やかで周囲への気遣いを持った方が多い印象でした。

安心感のあるホスピタリティ

外の厳しい寒さとは対照的に、中に入った瞬間にほっとできるような、ホテル全体が温かい雰囲気に包まれています。

都会から来られるお客様も、そうした空気感に居心地の良さを感じてくれます。
そのため、ここではスピード感よりも、相手に安心感を与えることを大切に、せかせかしない接客スタイルを心がけていました。

こんな人に向いている

5. 京都のラグジュアリーリゾートホテルで働く魅力

一流の立ち振る舞いが身につく

世界的観光地である京都にあるラグジュアリーホテルは、求められるサービスのレベルも最高水準です。

最初は立ち振る舞いや言葉遣いに慣れるのに必死でしたが、少しずつ身についてくると、お客様一人ひとりを見る余裕が生まれてきました。
そうなると、その方に合わせた会話で盛り上がったり、できるサービスの幅も広がっていき、接客を楽しめる機会が増えていきました。

チームで高度なリクエストに応える

求められるレベルが高い分、対応する内容の規模や複雑さが増し、自分一人では完結できない場面も多くなります。

難しいリクエストに対し、仲間と知恵を出し合って解決へ導く。
個人のスキルだけでなく、チームで解決策を考える経験が積めるのは、ラグジュアリーホテルならではです。

世界中のVIPを迎える日常

街の喧騒から離れた自然のなかのロケーションなので、優雅なリゾートステイを目的に来られるいわゆるセレブの方も多くいます。
ときには、ハリウッドスターが「お忍び」で来られることもあるほどです。

日常生活ではなかなか出会えない世界の方々と交流し、その価値観に触れることは、自身の視野を広げる貴重な体験でした。

こんな人に向いている

まとめ

一人ひとりにホテルを作り上げる大切な役割があると誇りを持ち仕事に臨むスタッフたち

気になるホテルはありましたか?

今回ご紹介した5つのホテルはどれもタイプが異なりますが、働いてみて共通して感じたことがあります。
それは、「様々な人との出会いと経験のすべてが自分を成長させ、確実に今の力になっている」ということです。
どの場所であっても、それぞれの形で実感することができました。

もし「自分に合いそうかも」とピンとくるものがあれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。
そこで得た経験のひとつひとつが、きっとあなたの未来を支える糧になるはずです。

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